1日の大半を寝て過ごす猫ですが、そのわりにはよくあくびをしている光景を目にすることがあります。

こんなに寝ているのに、まだ物足りないの?と思ってしまいがちですが、実は、猫のあくびにはこんな意味が隠されているのです。

猫があくびをするのはなぜ?

猫は、1日の大半を寝て過ごす生き物です。

そのため、動いている姿より寝ている姿を見る方も多いのではないでしょうか。

また、寝ている猫を観察していると、必ずといっていい程よくあくびをします。

実は、猫があくびをするのには理由があるのです。

眠い時

私たち人間と同じように、猫も眠い時にあくびをします。

1日の大半を寝て過ごす猫とはいえ、寝ている間もエネルギーを消費しています。

そのためあんなに寝ている時間が長くても、眠くてあくびをするのです。

また、寝起きの時にあくびをすることがあります。

大抵の場合は、足を伸ばしストレッチしながらあくびをします。

これは、ウォーミングアップのためのあくびで、「よし!起きるぞ!」といったような意味が込められています。

身体の活性化

猫は、眠っている時だけでなく遊んでいる時にもあくびをします。

あくびをすることにより、身体が活性化され、気合いが入るそうです。

反対に、興奮状態を鎮める際にもあくびをすることで、気持ちを落ち着かせます。

リラックス

猫と触れ合っている時、ゴロゴロと言いながらあくびをしたら、それはリラックスをしている合図でもあります。

飼い主さんに対して心を許し、甘えたい気持ちの表れでもあるため、そんな時は要望に答えてあげると、信頼関係が増すでしょう。

緊張や不安の表れ

猫は、ストレスや不安を回避するために、転位行動という回避行動をします。

そのため、起きている状態であくびをする時は、転位行動のこともあるため、このような時は変に構わずそっとしておいてあげると良いでしょう。

不満の表れ

ご飯が欲しい・構って欲しいなど、飼い主さんに要求をしても叶わなかったとき、あくびをすることで飼い主さんに対して不満を伝えることがあります。

猫があくびばかりするときは病気のサインの可能性も

このように、猫は眠い時以外にも様々なシーンであくびをします。

あくびばかりしていると、脳に酸素が足りないのでは…など色々と考えてしまいがちですが、実際にはあくびをたくさんする=病気のサインとはほぼなりません。

もし、愛猫のあくびの多さが気になった場合は、何かストレスや不安、不満を感じていることはないか、普段の生活を見直してみると良いでしょう。

ただし、あくびをした際に、口臭が気になる場合に関しては、口腔内のトラブルを抱えている場合があります。次項で詳しく説明をしますが、この場合は病気の可能性が高くなるため、注意が必要です。

猫があくびをしたらチャンス!?

猫があくびをする時、顔をあげて思いっきり口を開けます。

実はこの時、口腔内の状態をチェックすることができる絶好のチャンスでもあります。

そもそも猫は、口の周りを触られるのが嫌いです。

そのため、体は触ることにより腫れや湿疹など状態を確認できますが、口腔内は確認することができません。

もし、猫があくびをしたら、以下のポイントをチェックすることにより、口腔内の健康状態を確認することができます。

1. 上の歯から喉にかけての上部の色

2. 腫れや赤みをおびているところはないか

3. 出血はあるか

4. 歯石が付着しているか

5. 抜けている歯はないか

これらのポイントを確認した際に、何か異変を感じたら動物病院に相談すると良いでしょう。

また、これらの症状がある際は、歯肉炎を始めとする歯のトラブルを抱えていることが多いので、食欲不振や細菌感染が起こる前に、早めに対処することをおすすめします。

 

*筆者 ryooooo.co 紹介*

動物看護士として働く傍ら、人間と犬や猫がもっと楽しくお互いが幸せに暮らせるように、医療に限らず犬猫の食・法律・暮らしについて日々勉強しています。