1日の大半を寝て過ごす猫は、日頃から運動量が少ない傾向にあります。

また、水分摂取もあまりしないため、自然と便が硬くなり、便秘なってしまいがちです。

こうした便秘を解消するために役立つのが、オリゴ糖です。

しかしこのオリゴ糖、便秘だからといって猫に与えても問題はないのでしょうか。

猫は便秘しがち?!

猫は犬と違い便秘しがちな動物です。

これには、猫特有の理由があります。

そもそも猫は、犬と違い水分摂取をあまりしようとしません。

また、ウェットフードは食べずドライフードばかり食べていると、余計に水分を取ることもありません。

そのため、普段から水分摂取量が少なく便が硬くなりがちなのです。

また、1日の大半を寝て過ごす猫は、運動量も少ない傾向にあります。

とくにシニア期を迎えた猫の場合、運動量が成猫時に比べ落ちたと感じる飼い主さんも多いのではないでしょうか。

運動量の低下も、便秘の要因のひとつであり、実際にシニア期を迎えた猫の方が、便秘になる傾向があります。

また、長毛の猫も便秘になりやすい傾向にあります。

猫の便秘状態が長引くと、トイレに行く回数が増えたり、便が出なくてトイレで大声をだすことがあります。

また、時に嘔吐や吐き出しをしてしまう猫もいるでしょう。

以前に比べ、便がコロコロになった・食事量に対して便が少ない場合も同様に、便秘傾向にあるといってよいでしょう。

オリゴ糖の効果

私たち人間もそうですが、便秘傾向になったら、腸内環境を整え便をしっかりと出してあげることが大切です。

それでは一体、どのようにして腸内環境を整えてあげれば良いのでしょうか。

便秘に効くものとして挙げらえるの代表例が、オリゴ糖です。

腸内にいる善玉菌は、オリゴ糖をエサとして食べるため、オリゴ糖を摂取することにより善玉菌が増え腸内環境が整います。

一方、善玉菌が不足するし悪玉菌が増殖すると、腸内環境が乱れ、便秘になってしまいます。

そのため、善玉菌を増やすことが大切だと言われているのです。

しかし、悪玉菌は悪いことをするだけでなく、ちゃんとした役割があります。

それは、サルモネラ菌やコレラ菌をはじめとする外部から侵入した細菌を倒してくれる働きをするのです。

つまり、善玉菌と悪玉菌は、バランスよく腸内環境にいる必要があるということです。

オリゴ糖は与えすぎに注意を

それでは、実際に便秘になった猫にオリゴ糖を与えても大丈夫なのでしょうか。

もちろん、便秘がちな猫にオリゴ糖を与え腸内環境を整えることは大切です。

しかし、すでに説明した通り、善玉菌と悪玉菌は、バランスよく腸内間環境にいる必要があります。

そのため、オリゴ糖を与え過ぎることにより、善玉菌ばかりが増殖し、かえって腸内環境を乱してしまうことがあります。

市販で販売されているオリゴ糖のパッケージを見ると、【摂取しすぎることにより、おなかがゆるくなることがあります】などと記載されていることがあります。

そのため、便秘だからといって猫にオリゴ糖を与えすぎてしまうと、下痢を引き起こしてしまう可能性もあるため注意が必要です。

一般的に猫は便秘しやすい傾向あり、尚且つ2~3日出なないからといって動物病院に連れて行っても、様子を見ることもあります。

そのため、まずはいつから便が出ていないのかを確認し、動物病院に相談をしましょう。

状態によっては、麻酔処置を行い便を排出する治療が必要なこともあるため、飼い主さん判断でオリゴ糖は与えないようにするのが賢明です。

猫が便秘になったら、まずは動物病院に相談をし、オリゴ糖を与えて腸内環境を整えても大丈夫かどうかの確認をすることが大切です。

*筆者 ryooooo.co 紹介*

動物看護士として働く傍ら、人間と犬や猫がもっと楽しくお互いが幸せに暮らせるように、医療に限らず犬猫の食・法律・暮らしについて日々勉強しています。