人間の赤ちゃんが生まれる時には、誰でも育児書を購入したり、先輩ママさんからアドバイスを貰ったり、自分自身の母親に相談したり、あれやこれや苦労しながら育てるものだと思います。

猫ちゃんをこれから飼う人にとっては、正にこれから新しい命が我が家にやって来るということで、準備は完璧にしておかなければなりません。

例えば、どんなトイレが必要なのか?

今はドーム型トイレや、自動で綺麗になるトイレ、はたまた、人間のトイレで用を足してくれるように訓練するセットまで登場しています。

しかし、誰かにアドバイスを貰わないと、いきなり購入は難しいものです。

一番の落とし穴は、ペットショップで購入したくても、ペットショップの店員さんが全く猫ちゃんの生態を勉強していない、専門外の学科出身であることが殆どです。

それから”猫飼い主”歴が四半世紀以上ともなると何でも知っているようで、実は知らないことはまだまだあります。

精神的な問題は、個体個体で異なるので一番難しい部分です。

生涯で5頭の”猫飼い主”となりましたが、昔はなかった病気が今はあったり、治療薬が増えたり、一生勉強をして行かなければなりません。

今回、これから初めて猫生活を始める後輩の皆さんに、その猫生(約20年の生涯)をハッピーに作り上げて行く為の、猫ちゃんの具体的な飼い方を予習できる本と、猫ちゃんの病気や性格を知る本を、独自の目線で紹介してみたいと思います。

猫を飼う前に読む本: 猫専門医が教える

この本は、猫ちゃんを飼う前には必ず知っておくべき”お世話の仕方”や、”猫がどういう生き物であるか”、などが、獣医師目線でありながら、飼い主さんを気遣って書いてあります。

文字ばかりでなく、写真が多くて飽きません。

ページ数も147ページで、決してボリュームも負担になる程ではありませんから、すぐに読めると思います。

あちこちにドクター個人の経験が語られていたり、非常に細かい気遣いがされた内容で、猫生活が長い人間には当たり前でも、初めての飼い主さんには教えてあげなければわからないだろう、といった点もしっかりカバーされています。

この本が一冊あれば、猫生活に全く不自由しないと言っても良いでしょう。また監修ドクターもニューヨークの病院研修経験ありのようで、広い視野を持っていらっしゃると思います。

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イラストでみる猫の病気 (KS農学専門書)

これは少し値段が高い本ですが、タイトル通り”イラストで見る”猫の病気”の解説書です。

指導教官が書いた物ですが、大学の生協でこの本を手にした時はそれとは知らず、偶然、”イラスト”という言葉と、中に本当に綺麗なオールカラーイラストで病気の解説が記されていることに感動して手に入れました。

内容としては専門書ではなく、獣医師が飼い主さんにわかりやすく説明するのに利用したり、飼い主さんがイラストを見ながら”へー、こんな風になってるんだ、猫の体って!”と納得しながら病気のイメージを浮かべる、そんなタイプの本です。

ですから、代表的な病気が専門用語をあまり使わずに書いてあり、治療法が知りたいとか、もっと詳しい病気の内容を知りたい、といった方には物足りなく感じると思われます。

あくまでも高校生ぐらいの生物の参考書程度で、”猫生活初心者向け”と考えて下さい。

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大事なことはみーんな猫に教わった

こんな古い本をなぜ?と思われるほど古いこの絵本は、当時ベストセラーにもなったもので、アメリカのイラストレーターの作品です。

猫が好きで猫のことをよく観察している人でないと分からない、”猫、ある、ある”を短いコメントと一緒に可愛いイラストで描いています。

猫の自由気ままな姿は、猫と一緒に過ごさないと絶対に分からない部分ですから、猫初心者には未知数だと思いますが、この絵本から猫の猫らしい姿と飼い主さんとの交流を理解して頂けると思います。

また、実際に生活を始めてから、”イラストみたいな瞬間”がやって来て、ついつい笑ってしまう日が絶対にやって来ます。

原文の英語でしか読んだことがないので、日本語の翻訳がどの程度ニュアンスを反映しているかわかりませんが、この可愛い”脱力感ある”イラストを見るだけでも十分’猫ライフ”が伝わると思います。

続編も出ているそうです。

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*筆者 rihomeopath 紹介*

東京出身、獣医師、医学博士、ニューヨークで人と動物のホメオパシーを4年間学び、日本では小動物臨床を10年ほど経験。馬と牛の多いノルマンディーで、フランス人夫と田舎暮らし中。