モンプチキャットフードの特徴

モンプチは、コーヒーやチョコレート菓子で有名なネスレが販売をしているキャットフードです。

キャットフードとしては珍しく、ドライフードよりもウェットフードの種類が豊富であり、Instagramでは、ピューレKISSのパッケージを模した顔出しパネルから製品を食べている猫の写真が多数アップされていたり、『#猫にモテモテキャンペーン』というハッシュタグを付けて一般ユーザーがキャンペーンに参加したりと、キャットフードとしては大掛かりなイベントを行なっています。

また、このようなイベントばかりが注目されがちですが、モンプチは栄養面だけでなく、猫が美味しく食事ができるよう、ドライフードにはかつお節や小魚、かにかまなどといったトッピングを加えており、カリカリが苦手な子でも食べてくれることが多いようです。

さらに、ドライフードには1袋あたり20gずつ包装されたボックスタイプという種類もあるので、1匹飼いのお宅や食が細い子でも、いつも開封したてのキャットフードを与えることができるので鮮度は抜群です。

モンプチキャットフードの成分分析

まずは以下の原材料と成分表をご覧下さい。

 

・原材料

穀類(小麦、コーングルテン、米等)、肉類(家禽ミール等)、動物性油脂、タンパク加水分解物、魚介類(しらす、フィッシュパウダー(かつお、まぐろ、鯛、かに))、豆類(大豆ミール)、乳類(チーズ)、ミネラル類(カルシウム、りん、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン、C)、着色料(食用赤色2号、食用赤色102号、食用青色1号、食用黄色4号、食用黄色5号)、アミノ酸類(タウリン)

 

・成分表

タンパク質 30.5%以上、脂質 14.7%以上、粗繊維 4.5%以下、灰分 9%以下、水分12%以下、代謝エネルギー 約368kcal/100g

以上はモンプチ『7種のブレンド(しらす入り)』を参考にしています。

モンプチは素敵なパッケージを好んで購入している飼い主さんも多いのですが、原材料について理解を深めると、飼い猫に与えること対して二の足を踏むことになるでしょう。

以下では、特に注意が必要な原材料を3種類、ご紹介します。

穀類(小麦、コーングルテン、米等)

猫は肉食動物なので、穀類を分解するための酵素を持っていないため、少量で充分な働きをします。

しかしモンプチでは、主原料に穀類を使用しているので過剰摂取となり、下痢や嘔吐などの体調不良を起こしたり、アレルギーを発症したりすることがあります。

猫は良質な肉や魚によって健康を維持するため、グルテンフリー(穀類不使用のこと)のキャットフードが体質に合っています。

家禽ミール

猫の飼育の初心者さんは、あまり聞き慣れない単語かと思います。

まず、『家禽(読み:かきん)』とは、鶏・あひる・七面鳥など、鳥類の家畜のことをいいます。

そしてミールとは、レンダリング(#1)により発生する副産物のことをいい、品質において問題視されており、プレミアムキャットフード(#2)と呼ばれる良質なフードには殆ど使われていません。

(#1)レンダリング

レンダリングとは、肉や魚を精製した際の副産物を高熱処理し、油脂を抽出することです。

この油脂は、動物性油脂やフィッシュエキスなどとよばれます。

また、抽出した際にでた残りカスは、○○ミール(チキンミール・フィッシュミールetc…)や○○類(肉類・魚類etc…)などと表記されることが殆どです。

(#2)プレミアムキャットフード

プレミアムキャットフードとは、良質な食材を使用した高価なキャットフードのことです。

先程、少しご紹介をしたグレインフリー(穀物不使用)や、無添加のキャットフードなどがこれに該当します。

着色料

モンプチ(7種類のブレンド(しらす入り)の場合)には、合計5種類の着色料が使われていますが、フードを色鮮やかにしたところで、猫の視界は青みがかっているので、色彩を判断することはできませんし、それにより食欲を調整することもありません。

それにも関わらず着色料を使用しているのは、食材だけでは色味が悪いからです。

華やかな色合いのキャットフードを好んで買う飼い主さんもいらっしゃいますが、フードの色が必ずしも食材の色を反映している訳ではないことを覚えておいて下さい。

また、モンプチの原材料を見ると、栄養素が多く添加されていることが分かり、食材の質やレシピの優劣も判断できます。

新鮮で質の良い食材を使っているキャットフードほど栄養素の添加量が少ないので、キャットフードを選ぶ際の参考にして下さい。

モンプチキャットフードの良い点悪い点

以下では、モンプチの良い点と悪い点をご紹介します。

・良い点  種類が豊富で、価格が安い

モンプチの最大の魅力とも言えるのが、種類の豊富さです。
ウェットフードだけでも60種類を越えるラインナップなので、グルメな子を満足させることも期待できます。

また、1缶あたり73円〜91円(税込/ネスレ通販オンラインショップ参考)とリーズナブルなので、多くの家庭が気軽に買うことができるでしょう。

 

・悪い点  原材料に不安が残るので、継続的に与えられない

モンプチでは総合栄養食(#3)のキャットフードを取り扱っていますが、原材料を見る限り、継続して与えるべきではありません。

与える時は、「キャットフードを切らしてしまった!」「今月はお財布が寂しい。」など、たまに利用する程度がベストではないでしょうか。

(#3)総合栄養食
総合栄養食とは、その製品と水だけで必要な栄養素が確保できるフードのことです。

モンプチを食べない子がいるのはどうして?

モンプチに使用している食材は、ヒューマングレード(#4)や無添加とは違い、人間の食品より安全基準が低い食材を使用しているため、良質な食材とは言い切れません。

その結果、キャットフードの匂いを嗅いでも食べない子がいます。

このような場合、同メーカーのウェットフードを混ぜて与えると、食べることが殆どです。

また、モンプチのウェットタイプはその殆どが総合栄養食なので、1日の摂取カロリーをきちんと計算していれば、フードの割合を神経質に判断する必要はありません。

ただ、ウェットフードと混ぜて与えてしまうと、ドライフードだけでは食べなくなってしまうので、ウェットフードを頻繁に与えたり、その分量を多くしたりするのは控えましょう。

筆者の飼い猫はこの方法を取ってから、安価のドライフードはウェットフードと一緒に与えないと食べなくなりました。

(#4)ヒューマングレード

ヒューマングレードとは、人間用の食品の安全基準をクリアした食材または一部食材を使用したフードのことです。

但し、法律で規制された表現ではないので、極端に安価なキャットフードでありながらヒューマングレードと表示されている場合は、疑うことも大切です。

モンプチキャットフード利用者の口コミ

モンプチキャットフード利用者の悪い口コミ

いつもこれだけ残っています。

男性3(イマイチ)

以前買った時は、おいしく完食したのに、今回はダメでした。どうして?
モンプチの味が変わったのか、好みが変わったのか。
毎回、ウェットフードとドライの両方をあげていますが、いつもこれだけ残っています。

引用:Amazon

 

モンプチキャットフード利用者の良い口コミ

約8年ほど与えていますが、食い付きが悪くなったりもせず猫もお気に入りのようです。

 

女性2

評価:90点

子猫の時は他社のキャットフードを与えていましたが、食い付きが悪くなったのでネスレのモンプチを与えてみたところよく食べてくれました。
その頃から現在まで愛用しています。
毛玉ケアをメインに違う味もたまにあげています。
約8年ほど与えていますが、食い付きが悪くなったりもせず猫もお気に入りのようです。
換毛期に毛玉を吐く事があまり無いので、毛玉ケアのおかげかなと思います。
モンプチシリーズにはシニア用もあるので、そちらに移行できるよう長生きしてもらいたいです。

飼い猫情報:日本猫・8歳 使用キャットフード:ネスレ モンプチ5種のブレンド毛玉ケア  使用期間: 7年

 

手に出してひとつずつ与えられるので、猫と交流できるのもうれしいです。

 

男性2(若者)

評価:95点

愛猫はウェットのおやつが苦手でドライが好きなので重宝しています。
少しずつ小分けになっているので、与えすぎることもなくちょうど良いサイズ感も扱いやすいです。
この小袋を取り出すと音を聞きつけた猫が後をついて離れないくらい気に入っているおやつです。
人間が香りを嗅ぐだけではそこまで味の違いがわかりませんが、シーフードやチキンなど味のバリエーションも豊かで、様々なタイプを常備しています。
手に出してひとつずつ与えられるので、猫と交流できるのもうれしいです。

飼い猫情報:雑種(シャム×雑種のハーフ)、3歳 使用キャットフード:ネスレ モンプチ5種のブレンド毛玉ケア  使用期間: 2年

 

猫の年齢に合わせて固形物〜スープ、細かくほぐしてあるものが選べるようになっているので良いと思います。

 

女性2

評価:100点

初めて食べた時から気に入っていたようでした。
4種類くらいあるので毎食同じものでは飽きるだろうと思ってスープとドライタイプをあげています。
たまに餌を食べないで人間の食べる魚の匂いにつられて近寄ってくる場合もあります。
鮭、まぐろなど。
他のお安いキャットフードをあげるよりモンプチを食べる確率が高いです。
最近は猫の年齢に合わせて固形物〜スープ、細かくほぐしてあるものが選べるようになっているので良いと思います。
缶になっているものは正直量が多すぎて、さらに自分達でほぐしてあげないと猫が食べられないのでおすすめはしません。
袋上の物の方がおすすめです。

飼い猫情報:ジャパニーズボブテイル、15歳 使用キャットフード:モンプチ  使用期間: 13年

 

モンプチの袋を持つだけで走ってご飯に来るようになりとても美味しそうにしています。

女性(年配)

評価:100点

ウチの猫が5歳の時、メタボになったので普段のご飯を病院食に変えました。
しかし、美味しくないのかなかなか食べてくれず。
なんとか食べさせようとする中で色々な市販のご飯に混ぜました。
その中で1番食いつきが良かったのはモンプチでした。
モンプチは色んな味が一箱に入っており、ローテーションで混ぜることで飽きることなくずっと美味しそうに食べています。
また、最近ではモンプチの袋を持つだけで走ってご飯に来るようになりとても美味しそうにしています。

飼い猫情報:ペルシャとチンチラのハーフ15歳 使用キャットフード:モンプチ  使用期間: 10年

モンプチキャットフードは果たしておすすめ?総合評価は?

総合評価  D

正直、モンプチは猫に与えるべきではないと考えています。

猫の食いつきが良く、価格も手頃で、魅力的なキャンペーンを行なっているので、買いたくなる気持ちも分かりますが、原材料はペットフード安全法ができる前のペットフードと大きな変化はありません。

ただ、今回の総合評価をDにしたのは、筆者の飼い猫が出産をした際、産後の肥立ちが悪く、子猫たちが大きくなるに連れて母猫が痩せ細り、食欲もあまりありませんでした。

その時期に食べてくれたのが、焼き鮭とモンプチのプチリュクスシリーズだけでした。実際に与えた経験があるからこそ、今回はこのような評価といたしました。

*筆者 btbj.fa 略歴*

動物好きが昂じてペット業に就職。たくさんの飼い主さんのお悩みを伺う内、その多くがペットフードにあることを知り、健康寿命を延ばすことを念頭に、ネコちゃん・ワンちゃんおひとり毎に合ったペットフードを多くの飼い主さんに検討していただくため活動中です。