ペットラインキャットフードの特徴

ペットラインのキャットフードは、猫にとって注意が必要な病気である尿路結石へのケアに重点を置いて製造しており、その種類は大きく3種類に分類をして取り扱いをしています。

1つ目は、生活環境によるケアを重視した『Medyfas(メディファス)』です。

Medyfasは、室内飼育・ダイエット・毛艶・避妊と去勢・高齢と、5つのジャンルに分かれているので、その子に適した種類のフードを選ぶことができます。

2つ目は、大学などと共同してペットの臨床栄養学に基づいて製造された、下部尿路と腎臓の健康維持に配慮した『MedyPRO(メディ・プロ)』です。

MedyPROは、子猫用・成猫用・高齢猫用・老齢猫用と、主に4種類に分かれており、成猫用と高齢猫用に至っては避妊もしくは去勢をした猫用も取り扱っています。

そして3つ目は、旨さに特化した『こく旨リッチ』です。

真空コーティング製法を取り入れているので旨みがフードにしみこんでいます。さらに、300gずつ小分けになっているので、常に新鮮でおいしい状態のフードを猫に与えることが可能です。

味は、お魚・お魚&お肉・お肉&野菜・海の幸、の4種類があり、お魚味に至っては毛玉の排出をサポートするタイプも取り扱っています。

どのキャットフードも、猫の健康を食から支えることを考えて作られているのがメーカーの理念です。
ただ、手放しでこの考え方を聞き入れられないポイントがあるので、次の成分分析値を見ていきましょう。

ペットラインキャットフードの成分分析

まずは以下の原材料と成分表をご覧ください。

・原材料
穀類(とうもろこし、コーングルテンミール)、肉類(ミートミール、チキンミール、チキンレバーパウダー)、油脂類(動物性油脂、ガンマ-リノレン酸)、魚介類(フィッシュミール、フィッシュエキス)、豆類(おから)、糖類(フラクトオリゴ糖)、卵類(ヨード卵粉末、卵黄粉末:グロビゲン)、セルロース、シャンピニオン、共棲発酵エキス(乳酸菌、納豆菌、酵母菌)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンE、ビタミンK3、ビタミンB1、ビタミンB2、パントテン酸カルシウム、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸、ビオチン、ビタミンB12、ビタミンC、塩化コリン、イノシトール)、ミネラル類(炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、リン酸、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸鉄、亜鉛アミノ酸複合体、炭酸亜鉛、炭酸マンガン、硫酸銅、ヨウ素酸カルシウム、硫酸コバルト)、アミノ酸類(メチオニン、タウリン)、酸化防止剤(ローズマリー抽出物、ミックストコフェロール)

 

・成分値
たんぱく質 31.0%以上、脂質 13.0%以上、粗繊維 4.5%以下、粗灰分 9.0%以下、水分 10.0%以下

※以上は、ペットラインのキャットフード『Medy PRO <pHサポート+> 10ヶ月齢から 成猫用』を参考にしています。

ペットラインのキャットフードには、プレミアムキャットフードやハイセレクトフードと名乗るには、些か気になる点があります。
以下では、他のキャットフードでも使われていることがある注意が必要な原材料をご紹介します。

穀類

猫は肉食動物のため、穀類に含まれるグルテンを分解する酵素を持っていない上、腸が短いことから消化に時間が掛かる穀類を大量に消化するだけの能力が備わっていません。

そのため、大量に穀物を摂取し続けると下痢や嘔吐を起こしたり、アレルギーを発症したりしてしまう可能性が非常に高まるので、穀類不使用のグレインフリーが猫の体質に合っているといわれています。

それにも関わらず、ペットラインのキャットフードでは穀類が主原料として使用しているのは悲しい点です。

○○ミール

ミートミールやチキンミール、そしてフィッシュミールなど、ペットラインのキャットフードではミール系原料を使用しています。

これらは、レンダリングという高温処理を行なう際の副産物であり、原材料には伝染病や怪我などで亡くなった動物の肉が使用されているケースもあるといわれているほどです。

また原料の栄養価はレンダリングにより製造された油脂に殆ど含まれているため、ミールには栄養価が殆ど無く、その結果栄養素の添加が多くなってしまいます。

やはり、栄養素は天然の食材から得ることで体への負担が抑えられるので、サプリメントに頼る傾向はおすすめできません。

塩化カリウム

一般的に塩化カリウムは問題視されていませんが、個人的には好まない原材料なのでご紹介します。

塩化カリウムは、動物の安楽死に用いられており、この目的として利用する場合は心停止液とも呼ばれています。

塩化ナトリウムと一緒に使うことで食塩としても販売されていますが、体内ではカリウムが低くあるよう維持されているので、必要以上の摂取を重ねることで腎疾患を招きます。

下部尿路や腎疾患の健康維持に配慮しているにしては、詰めの甘さを感じざるを得ません。

プレミアムキャットフードやハイセレクトフードなどの高品質を謳うために用いられているフレーズの使用に関して取り決め等は無いため、どのメーカーでも自由に使っているのですが、私が想像している範囲のプレミアムキャットフードとしては原材料に配慮が足りないと感じました。

ペットライン キャットフードの良い点悪い点

以下では、ペットラインのキャットフードの良い点と悪い点をご紹介します。

・良い点  入手がしやすい
ペットラインのキャットフードは、大手のペットショップやネット通販であれば、取り扱っていることが非常に多いです。
サンプルを配っている店舗もあるので、購入前に猫の食いつきやフードの匂いなどを確かめることができるので、好き嫌いが多い子にも嬉しい配慮がされています。

 

・悪い点  原材料

猫の健康について考えているのであれば、ペットラインのキャットフードの原材料はおすすめできません。

良質なキャットフードほど、必要な栄養は肉や魚、野菜や果物といった天然の食材から得ており、ペットラインではサプリメントをメインに必要な栄養素を得ています。

ペットラインキャットフードを食べない子がいるのはどうして?

猫は今まで食べていた食事に体が慣れるので、グレインフリーのフードやヒューマングレード(#)のフードを食べていた子は、ペットラインのキャットフードにふくまれる穀類やミール系原料に違和感があって食べないことがあります。

この場合、ペットラインのキャットフードに固執せず、他のキャットフードを与えてみるのも良いでしょう。

良質なキャットフードを食べている猫ほど、自分の体に適したキャットフードを知っています。食べない場合は、その子にとって合わない点があったことを飼い主さんは見極めてあげることが大切ですよ。

(#)ヒューマングレード
ヒューマングレードとは、人間用の食品の安全基準をクリアした食材または一部食材を使用したフードのことです。

ペットラインキャットフード利用者の口コミ

ペットラインキャットフード利用者の悪い口コミ

やや脂っこい事と煮干しやかつお節は残ってしまう為、リピートはないと思います。

男性3(イマイチ)

いつも利用している通販サイトで在庫が無く、
こちらを試してみたかったのでアマゾンで2000円以上購入(送料無料)にして購入しました。
常に小分けを利用しているので、目的は達成されたが、主食というよりおやつのような。
やや脂っこい事と煮干しやかつお節は残ってしまう為、リピートはないと思います。
施設の支援に利用しており、常に同じものは飽きるので、小分け(鮮度が保てる)の商品を色々変えて利用しています。

引用:Amazon

ペットラインキャットフード利用者の良い口コミ

多頭飼いにはちょうどいいキャットフードだと思います。

女性1

評価:85点

今は2匹に落ち着きましたが、以前野良猫の赤ちゃんを保護して6匹飼っていた時にキャネットを買いました。
リーズナブルな値段で内容量も2.7キロと多いので、多頭飼いにはちょうどいいキャットフードだと思います。
種類も豊富で、たまに違う味を買ってあげると猫も飽きずに食べられるところもいいです。
今までにキャネットのキャットフードは5種類くらい試しましたが、どれも美味しそうに食べてくれました。
2匹になった今もキャネットを愛用しています。

飼い猫情報:雑種 1歳と2歳  使用キャットフード:ペットライン キャネット 使用期間:1年半

猫の食いつきが非常に良いです。

女性2

評価:100点

このキャネットというキャットフードは猫の食いつきが非常に良いです。
毎日食べていますがいたって健康です。
1回に必要な量を与えるようにしていますが、食べ終わるとすぐにもっとほしいと催促するくらいです。
あまり与えすぎて肥満体になってもいけないと思うので、できるだけ与えないようにしていますが、そういう時には猫なで声で甘えてくるという戦術を使ってきます。
時々かわいらしさに負けてしまい、ついつい余分にやってしまいます。

飼い猫情報:日本猫 8歳/2歳/1歳  使用キャットフード:ペットライン キャネット 使用期間:8年

ペットラインキャットフードは果たしておすすめ?総合評価は?

総合評価  D

今回の調査を経て、ペットラインのキャットフードを飼い猫に与える気にはなれませんでした。

ペットラインのキャットフードは、フードのレシピについては研究を重ねていることが分かりましたが、実際に使用している素材についてはグレインフリーを取り入れたり、ヒューマングレードの食材を採用したりと、猫の健康について考えるべき要素が残っているように感じました。

寿命について意識せず、現時点の健康だけを考えるならペットラインのフードは良いのかもしれませんが、飼い猫の5年先、10年先の健康を考えるのであれば、ペットラインのキャットフードをオススメすることはできません。

*略歴 btbj.fa 紹介*

動物好きが昂じ、2014年よりペット業に就職し、たくさんの飼い主さんのお悩みを伺う内、その多くがペットフードにあることを知り、健康寿命を延ばすことを念頭に、ネコちゃん・ワンちゃんおひとり毎に合ったペットフードを多くの飼い主さんに検討していただくため活動中です。