銀のスプーンキャットフードの特徴

銀のスプーンキャットフード(以下、『銀のスプーン』と表記)では、主食となるドライフードとウェットフードを始め、嗜好品である副食も、ドライタイプやしっとりと柔らかいタイプ、そしてジュレやペースト、ふりかけなどもあり、商品のラインナップがとても豊富です。

また、実際に与えてみると食いつきが良く、筆者の飼い猫は残さず食べていました。

スーパーやドラッグストアなど、日常的に利用するお店で販売していることが多いので、入手がしやすいのも魅力の1つです。

銀のスプーンキャットフードの成分分析

まずは以下の原材料と成分値をご覧ください。

・原材料
穀類(トウモロコシ、コーングルテンミール、小麦粉、パン粉)、肉類(チキンミール、ポークミール、ビーフミール、チキンエキス)、油脂類、魚介類(フィッシュミール、フィッシュエキス、煮干パウダー、鰹節、マグロミール、カツオミール、白身魚ミール、乾燥シラス)、ビール酵母、酵母エキス、ミネラル類(カルシウム、塩素、コバルト、銅、鉄、ヨウ素、カリウム、マンガン、リン、亜鉛)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D、E、K、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、着色料(二酸化チタン、赤色102号、赤色106号、黄色4号、黄色5号)、調味料、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ハーブエキス)

 

・成分値
タンパク質 30.0%以上、脂質 16.0%以上、粗繊維 3.0%以下、粗灰分 7.0%以下、水分 10.0%以下、代謝エネルギー 400kcal/100g

※以上は銀のスプーン『贅沢うまみ仕立てお魚づくし』を参考にしています。

まず、銀のスプーンの成分値ですが、総合栄養食としての栄養バランスにおいては問題ありません。

但し、代謝エネルギーが100gあたり400kcalなので類似のキャットフードと比べると少し高カロリーなので、目分量で給餌を行い続けると体重管理がしにくくなるため、注意が必要です。

続いて原材料ですが、猫の食事として使用すべきではないと考えられる材料があるので、特に気に掛かった材料を3つをご紹介いたします。

穀類

銀のスプーンでは、トウモロコシや小麦粉といった穀物が多く使用されています。

当サイトでは繰り返しご紹介していますが、肉食動物である猫は腸が短い上、穀類に含まれるグルテンを分解する酵素を持っていないので、食べ続けることにより下痢やアレルギーを起こす可能性があることから、グレインフリーと呼ばれる、穀物を一切使用していないキャットフードが猫の体質に合っています。

ミール系原料、○○ミール

銀のスプーンでは、チキンミール・ポークミール・ビーフミールなどのミール系原料を種類豊富に使用しています。

このミール系原料を製造するためにはレンダリングと呼ばれる高温処理が必要となり、その際、感染症や怪我、安楽死などが原因で亡くなった動物を使用していることがあり、危険視されています。

もちろん、すべてのミール系原料でこのような動物の肉を使用しているわけではありませんが、上記のようなケースが多く、良質な肉をレンダリングしている場合は、その旨を公表しているメーカーもおります。

添加物を使用

銀のスプーンでは、着色料・調味料といった添加物を使用しています。

着色料を使用する目的はキャットフードの色味をキレイにするためですが、猫は人間に比べて色の区別が乏しいため、キレイに色付けされても認識できていません。

つまり、着色料を使用する目的は、飼い主さんの評価を上げるためです。

そして、調味料を使用する目的は肉や魚、野菜などの食材だけでは食いつきが悪いため、猫の食欲を引き立たせるために使用しています。

つまり、良質な食材を使用していれば、これらの添加物を使用しなくても、見た目がキレイで猫が喜んで食べてくれるキャットフードはできますし、当サイトで総合評価をAに位置付けているキャットフードは良質な食材を使用しています。

銀のスプーンキャットフードの良い点悪い点

以下では、銀のスプーンの良い点と悪い点をご紹介します。

・良い点  値段が安い
銀のスプーンは、1.3kgあたり880円(『LOHACO by ASKUL』調べ)と、かなりリーズナブルな価格設定です。
その上、小袋(40g)が4連になっているタイプならコンビニに置いていることがあるので、キャットフードを買い忘れてしまったときに買うこともできます。

 

・悪い点  キャットフードの質
成分分析の項目でもご紹介しましたが、銀のスプーンは良質なキャットフードとは言えません。
そして、その原因は穀物・ミール系原料・添加物の3点です。
フード本体の値段が安いので、良質なキャットフードを求めるのは無理があるのかもしれませんが、健康をサポートしたいのであれば、銀のスプーンはおすすめできません。

銀のスプーンキャットフードを食べない子がいるのはどうして?

銀のスプーンの味付け・香り付けは、主に調味料で行なわれているので、普段から食材の味を活かしたキャットフードを食べている子は違和感を覚え、食べない場合があります。

この場合、フードの切替をいつもより長い期間をかけて行なうと、食べない子でも食べることがあります。

但し、調味料を使ったキャットフードを食べ続けるのは健康に良くないので、銀のスプーンに固執することはないと思います。

銀のスプーンキャットフード利用者の口コミ

銀のスプーンキャットフード利用者の悪い口コミ

4匹中4匹ともいまいちでした。

 

女性3(イマイチ)

4匹中4匹ともいまいちでした。
カツオや煮干しを混ぜてようやく1袋なくなったって感じです。
もう買いません。

引用:Amazon

 

銀のスプーンキャットフード利用者の良い口コミ

これで着色料等の添加物が無ければといつも思います。

 

男性1

評価:70点

銀のスプーンはどの猫にも食いつきが良くてよく食べます。
今までこのフードを食べなかった猫はいません。
又小粒なので大粒が食べにくい小柄な子にも向いています。
よく吐き戻しをする子にも小粒で消化されやすいのかあまり吐きません。
マグネシウム量もやや抑えられていて、少し安心です。
正直着色料や添加物が気になるのですが、美味しそうによく食べるのでおやつの時間にあげています。
これで着色料等の添加物が無ければといつも思います。

飼い猫情報:雑種多頭飼い 1才〜8才 使用キャットフード:銀のスプーン 贅沢うまみ仕立て 使用期間:8年

 

うちの子が1番お気に入りのドライフードです。

 

男性2(若者)

評価:90点

今まで色々試してきましたが、こちらのカリカリが一番食べっぷりが良いです。
獣医師推奨の物の方が栄養面など安心なのですが、ほぼ食べないのでこちらを食べさせています。
小粒で薄目なので食べやすいのかなと思います。
新触感のまぐろ入り粒というのが入っていて、それもお気に入り要素の様です。
2センチ位の小魚が入っているのですが、おやつで煮干しなどあげても食べないのですが、
この小魚は美味しそうに食べています。
うちの子が1番お気に入りのドライフードです。

飼い猫情報:雑種4才 使用キャットフード:海の贅沢素材・全成長段階用・まぐろ・かつお・白身魚に天然小魚・鰹節添え 使用期間:1年

 

銀のスプーンキャットフードは果たしておすすめ?総合評価は?

総合評価  D

銀のスプーンは、穀類を主原料にし、着色料・香料を添加した上、ミール系原料までも使用しています。

このような食材を使用していることから、ヒューマングレード(#1)の食材を使用している可能性は非常に低く、使用している主旨の内容も公表されていません。

また、ミネラル類やアミノ酸類、ビタミン類の添加も多く、人工的な材料が多く含有されており、天然の食材の使用があまり見られませんでした。

ただ、酸化防止剤にはミックストコフェロールとハーブエキス(#2)を使用するといった心遣いもあるので、総合評価をDに留めました。

外部リンク:アマゾン販売ページ

(#1)ヒューマングレード
ヒューマングレードとは、人間用の食品の安全基準をクリアした食材または一部食材を使用したフードのことです。

(#2)ミックストコフェロール、ハーブエキス
ミックストコフェロールとハーブエキスは、天然の酸化防止剤と呼ばれており、人工の酸化防止剤(BHAやBHTなど)と比較して、体への負担が抑えられるといわれています。

*筆者 btbj.fa 略歴*

動物好きが昂じ、2014年よりペット業に就職し、たくさんの飼い主さんのお悩みを伺う内、その多くがペットフードにあることを知り、健康寿命を延ばすことを念頭に、ネコちゃん・ワンちゃんおひとり毎に合ったペットフードを多くの飼い主さんに検討していただくため活動中です。