アイムスキャットフードの特徴

アイムスキャットフードは、ペット先進国のアメリカで設立したペットフードメーカーで、日本では1995年から販売が開始されて以来、多くの愛猫家に親しまれてきました。

アイムス社は、猫が肉食動物であることに着目し、その上で健康が維持できるよう、動物性タンパク質をベースとしたキャットフードの製造をし、当時1950年代のペット業界において先駆けとなりました。

その後、この成功に甘んじることなく、免疫力・筋肉・腸内環境の3つの健康維持や、オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸による健康な被毛と皮膚の維持をキャットフードに取り入れることにも成功し続けています。

また、多くのペットショップやスーパー、ホームセンターなどの商業施設で販売されているため、入手が容易であるのも魅力的です。

アイムスキャットフードの成分分析

まずは以下の原材料と成分値をご覧ください。

・原材料
肉類(チキンミール、チキンエキス、家禽ミール)、とうもろこし、植物性タンパク、大麦、油脂類(鶏脂)、家禽類、食物繊維(ビートパルプ、オリゴ糖)、ユッカ、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、コリン、ナイアシン、葉酸)、ミネラル類(亜鉛、カリウム、クロライド、鉄、銅、ナトリウム、ヨウ素、リン)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、クエン酸、BHA、BHT)

 

・成分値
粗たんぱく質 30.6%以上、粗脂肪 12.6%以上、粗繊維 3.0%以下、粗灰分 8.0%以下、水分 7.5%以下、代謝カロリー
366kcal/100g

以上は、アイムスキャットフード『成猫用 インドアキャット チキン』を参考にしています。

まず、成分値においては問題ありません。
アイムスキャットフードは、日本で販売されているキャットフードが守らなくてはならない一般社団法人ペットフード協会が定める規定に従っています。

続いて、原材料ですが、個人的には使うべきではないと考えている素材が非常に多く使用されているので、特に注意が必要と判断した材料を4種類、ご紹介します。

肉類(チキンミール、チキンエキス、家禽ミール)

まず、肉類に属するチキンミールと家禽ミールについて説明をします。
この○○ミールとは、レンダリングという工程により発生した副産物のことを指します。

レンダリングでは、病気や事故で亡くなった動物や、劣化した状態の肉が使用されている場合が多く、ペットフードに使用されているミール類は殆どがこのような状態のものといわれています。

また、家禽(読み:かきん)についてですが、これは鳥類の家畜を意味しています。
原材料では既にチキンミールの記載があるので、一体、どのような種類の鳥を使用しているのか気になるところです。

とうもろこし、大麦

アイムスキャットフードには、とうもろこしや大麦といった穀類を使用しています。

猫は肉食動物のため、穀類を頻繁に摂取すると下痢を繰り返したり、アレルギーを発症したりする可能性が高くなることから、グレインフリー(穀物不使用)のキャットフードが体質に合っています。

ビートパルプ

ビートパルプとは、砂糖の原材料であるサトウダイコンの残りカスのことで、甘い香りと食物繊維を豊富に含んでいることから、キャットフードに使用される機会が多いです。

しかし、搾取方法には圧による搾取と、硫酸系の薬品による搾取があり、キャットフードには低コストで搾取ができる後者のビートパルプが使用されているケースが多いといわれています。

もちろん、ビートパルプに残留した薬品を洗浄することは殆どありませんので、安全とは言い切れません。

BHA、BHT

BHAとBHTは、法律によって使用量の制限がされている、とても強力な酸化防止剤です。

BHAには発がん性があるといわれており、法律によって定められた使用量を守ったとしてもそのリスクは回避できないといわれています。

そしてBHTは、発がん性はないものの変異原性のおそれがあり、DNAに影響を及ぼす可能性が高いことで知られる酸化防止剤です。

アイムスキャットフードの良い点悪い点

以下では、アイムスキャットフードの良い点と悪い点をご紹介します。

・良い点  飼育方法によって異なる健康サポートが行なわれている
アイムスキャットフードでは、室内飼い・不妊手術後・体重管理・下部尿路と口内・7歳以上の高齢猫・11歳以上の高齢猫の6種類の生活や行動などのパターンに分けてフードの製造が行なわれてることから、その子の悩みに合ったフードを選ぶことができます。

 

・悪い点  原材料
アイムスキャットフードの原材料を見る限り、良質な食材を使用しているとは言い難いです。
おそらく、キャットフードに使用するには問題ない素材を使用しているのでしょう。
しかし、キャットフードに限らず、ペットフードに使用して良い食材の安全基準は、人間の食材の安全基準と比べると非常に緩いので、ヒューマングレード(#)のフードでない限り、私はおすすめはしません。

(#)ヒューマングレード
ヒューマングレードとは、人間用の食品の安全基準をクリアした食材または一部食材を使用したフードのことです。

アイムスキャットフードを食べない子がいるのはどうして?

前項で少しお話しましたが、アイムスキャットフードの原材料はヒューマングレードの食材ではありません。

そのため、普段からプレミアムキャットフードや手作りフードなどの良質な食事をしている子は食べないことが多いです。

この場合、無理にたべさせようとせず、もっと質の良いキャットフードを与えるべきだと思います。

アイムススキャットフード利用者の口コミ

アイムスキャットフード利用者の悪い口コミ

下痢が始まったら、すぐにストップした方が良いと思われます。

男性4(イマイチ)

子猫の頃からアイムス育ちで、ずっと問題なく10年以上を過ごしてきました。
品質と値段のバランスの取れたブランドとして信頼してきましたが、今回のリニューアルでごはんの変更をしなければならないようです。
5匹のうち2匹にこちらを与えましたが、最初の2日だけ食いつきが良かったのですがひどい下痢に。
1匹は水溶性下痢まで。
そして3日目からはほとんど食べようとしなくなり体力も消耗。
いま、ほかのごはんと鶏肉、さかな、缶詰などで何とか体力回復中です。
個体により合う合わないがあるとは思いますが、下痢が始まったら、すぐにストップしたほうが良いと思われます。

引用:Amazon

アイムスキャットフード利用者の良い口コミ

毛のツヤや質が違うと思うのでこれからもアイムスを続けようと思っています。

男性2(若者)

評価 :90点

最初からアイムスのキャットフードですが、この数年、体重が増えていたのでダイエットフードにかえたりもしましたが、味が違うせいか食べなかったので、現在は好きなフィッシュ味にもどしました。
少しでもカロリーが抑えられるかと、本当は10歳ですが、7歳用にかえたところ、以前とかわりなく食べています。
特にこだわりもありませんが、室内用、インドアと書いてあるものを選んでいます。室内飼いの場合はストレスがたまるので、少しでも軽減できるとききました。
もっと安いお徳用のキャットフードもありますが、毛のツヤや質が違うと思うのでこれからもアイムスを続けようと思っています。

飼い猫情報:雑種10歳 使用キャットフード:インドアキャット用 フィッシュ 使用期間:9年

この小分けパックはとても便利です。

女性1

90点

愛猫が高齢になったので、フードをインドア用の物から高齢用に切り替え、高齢用を色々試してからアイムスのシニア猫用にしました。
チキン味が好きなようで、食いつきは良かったです。小分けパックになっているので、開けるたび新鮮で香りも良かったのでしょうか。
他のフードの時は大きなタッパーに入れて出し入れしていたので、この小分けパックはとても便利です。
一匹の若い方は尿路結石気味だったのと、過去に腎不全で猫を亡くしているのでおしっこ系の異常にはすぐ気が付けるように気をつけていました。
しかしながら、一匹は腎不全で昨年亡くなってしまいました。
若い方は特に病気もなく現在も元気にしていますし、今のフードを気に入っているのでこのまま続けると思います。

飼い猫情報:ラグドール11歳と13歳 使用キャットフード:シニア猫11歳以上用 使用期間:4年

「歯垢などの付着もなく健康です。」と動物病院で褒められました。

女性2

100点

このキャットフードにする前は、アイムスの子猫用を与えていました。
アイムスを与えているのは、安心できるキャットフードの方が猫の健康によいと考えたからです。
成猫用に変えてからも以前と同じように食べてくれます。
猫に多い下部尿路疾患の予防を兼ねて、このキャットフードを与えています。
健康状態も良好で、動物病院での健康診断でも異常がありませんでした。
食べているだけで歯磨き効果もあるので、「歯垢などの付着もなく健康です。」と動物病院で褒められました。
猫の健康によく毎日おいしそうに食べているので、アイムスを選んでよかったと思います。

飼い猫情報:雑種2歳 使用キャットフード:アイムス成猫用 下部尿路とお口の健康維持チキン 使用期間:1年

アイムスキャットフードは果たしておすすめ?総合評価は?

総合評価  D

アイムスキャットフードは、着色料と香料を使用していない点と、年齢や生活パターンに合った栄養バランスを調整している点は良いです。

しかし、猫がアレルギーを起こしやすいトウモロコシを第二原料に使用したり、ミール原料を主原料にしたり、とても強力な酸化防止剤であるBHAやBHTを使用したりしている点は、猫の健康や安全面に考慮しているとは言い切れません。

キャットフードとしての基準はクリアしているものの、猫の健康に関心が高まっている昨今、時代のニーズに応え切れていない気がします。

アイムスのキャットフードは、時代と共に成長と進化を続けているので、より高い品質のキャットフードが誕生することを願うばかりです。

外部リンク:アマゾン販売ページ

*筆者 btbj.fa 略歴*

動物好きが昂じ、2014年よりペット業に就職し、たくさんの飼い主さんのお悩みを伺う内、その多くがペットフードにあることを知り、健康寿命を延ばすことを念頭に、ネコちゃん・ワンちゃんおひとり毎に合ったペットフードを多くの飼い主さんに検討していただくため活動中です。